
【過去の日本のバブル期の日経平均】
– 1980年代後半、日本はバブル景気の時期を迎え、株価と地価が急騰した。バブル期の第1の特徴は、地価、株価に代表される資産価格の急激かつ大幅な上昇であった。
– 1989年12月29日には、日経平均は39,000円を超え、バブル景気のピークを迎えた。ピークから2年後には、1991年12月には日経平均は15,000円を割り込むなど、急激な下落が始まった。
– バブル期の日経平均の続伸期間は、1985年1月から1987年10月までの約2年10か月であった。
– 日経平均がバブル景気期のピークを迎えた1989年12月29日の39,000円から、2003年9月30日の7,603円まで、14年9か月の間に約80%も下落した。
– 現在、2023年5月19日には、日経平均は33年ぶりの高値を更新し、3万0808円35銭で引けた。
【まとめ】
1980年代後半の日本はバブル景気の時期を迎え、株価と地価が急騰した。バブル期の日経平均の続伸期間は、1985年1月から1987年10月までの約2年10か月であった。1989年12月29日には、日経平均は39,000円を超え、バブル景気のピークを迎えた。ピークから2年後には、急激な下落が始まり、2003年9月30日には7,603円まで下落した。2023年5月19日には、日経平均は33年ぶりの高値を更新し、3万0808円35銭で引けた。
日経平均のメリット
- リスク分散:日経平均は日本の株式市場の代表的な指数であり、複数の銘柄の株価の平均値を示しています。これにより、異なる業種や企業に投資することでリスクを分散させることができます。例えば、自動車メーカー、電機メーカー、金融機関など様々な業種に投資することで、特定の業種の好調や不調による影響を最小限に抑えることができます。
- 流動性:日経平均は取引量が非常に大きい指数です。そのため、日経平均に連動した投資信託やETFなどの商品は取引が活発であり、資金の出し入れが比較的容易です。市場の値動きやトレンドを素早く反映することができるため、資金の有効活用やリスク管理に役立ちます。
- 市場の代表指数:日経平均は日本の経済や株式市場の状況を示す重要な指標とされています。そのため、日経平均の動向を把握することで、日本の株式市場全体の動きを把握することができます。政治的な出来事や経済指標の発表などが日経平均に与える影響を理解することで、市場のトレンドを予測し、適切な投資戦略を立てることができます。
日経平均のデメリット
- 業種の偏り:日経平均は日本の主要な銘柄の株価を対象としていますが、その中には特定の業種の企業が多く含まれています。そのため、日経平均に連動する投資によって特定の業種に偏ったリスクを抱えることがあります。例えば、自動車業界が好調な場合には日経平均が上昇する可能性が高いですが、他の業種が不振であれても日経平均の上昇には影響が及びにくいです。したがって、日経平均に連動する投資だけでは業種リスクに対する対策が不十分となる場合があります。
- バランスの変動:日経平均は時期によって構成銘柄が変動するため、そのバランスも変わります。これにより、日経平均のパフォーマンスが個別の銘柄や業種の動きに左右されることがあります。特定の銘柄の株価が急騰または急落した場合、日経平均全体に大きな影響を与える可能性があります。そのため、日経平均を追いかける投資戦略では、個別の銘柄や業種の動向も注視する必要があります。
- 市場の一部を反映:日経平均は30銘柄の株価の平均値を示していますが、実際の株式市場はそれ以上の数多くの銘柄から成り立っています。そのため、日経平均の動向だけで株式市場全体を正確に把握することはできません。特定の業種や地域に特化した銘柄や企業の成績は日経平均に反映されない場合があります。したがって、投資家は日経平均だけでなく、他の指数や銘柄の動向も総合的に考慮する必要があります。
参考動画 : “バブル期以来”の高値更新 日経平均株価きょうも値上がり 背景には…“日本株買い”の流れが【記者解説】|TBS NEWS DIG